厳選された原料。千葉県八街産の落花生!
当店の落花生は、落花生生産量日本一の千葉県からやってきます。
なぜ千葉県は落花生の生産量が多いのでしょう?
それは、関東ローム層が落花生栽培に適しているからです。花が受粉した後、子房柄が地中に潜って実をつけるのに、火山灰地が適していると言われています。
日本の他の落花生産地も火山灰地がほとんどです(熊本、鹿児島、神奈川、茨城、栃木など)。
落花生にも米と同じようにたくさんの種類がありますが、当店ではその中でも食味、香りともきわめて良好で現在これを超える味は存在しないと言われている千葉半立種を使用しています。
落花生は秋になると海に近い畑から収穫され始めます。
そして次第に内陸で収穫されるようになります。砂地の多い海側より、内陸のほうが土壌が良いため、同じ千葉県でも落花生の栽培に最も適していると言われています。
当店の落花生の出身地、八街市も千葉の内陸にあります。
八街で落花生の栽培が始まったのは明治29年ごろ。
農家などの懇親的な努力によって落花生栽培は明治末期から急速に発展し、大正初期に八街は落花生の特産地として知られるようになりました。
当店では、そのような長い歴史がある千葉県八街の半立落花生を仕入れています。
原料にこだわり抜いた結果、たどりついた品種です。
家庭料理のようにたっぷりと時間をかけて焙煎し、皆様のご家庭にお届けしております。
太陽の恵み、天日干し!
落花生の収穫は秋、九月になると土から抜いてひっくり返して約2週間ほど干します。
ボッチと呼ばれる形に積み上げて畑で約1ヶ月以上、太陽と風の恵みをたっぷりと受けます。
大切なのはこの段階でカラカラに乾燥させること。後々の焙煎加工の出来にかかわってきます。
よく乾燥していない豆を加工すると、甘味も歯ざわりも本来の落花生の味とはほど遠いものになってしまうのです。
畑に少しでも長く干して、太陽と風にさらしているため、毎年当店の新豆の入荷時期は、他店と比べて遅めになります。
そして出荷前の最終工程です。
約1ヶ月間ボッチの形で干した豆を崩し、殻の周りに付いた土を落とすために水洗いをします。
せっかくカラカラに乾燥させたのに水で洗ったらなんにもならないのでは?
そう思いがちですが、大丈夫です。
時間をかけて乾燥させているため、殻がぬれるだけで中身の豆には影響ありません。その後2日ほど天日干しして茎と葉っぱから実をとります。
そしていよいよ出荷です。
太陽と風、大地の恵みをたくさん受ける、天日干しの落花生。
しかし、天日干しは天候に左右されたり、場所の確保が困難であったりすることが難点。
そのため、この製法で作られる落花生は少なくなりつつありますが、当店は、これからも昔ながらの天日干しにこだわっていきたいと思っています。
あつあつの煎りたてが店頭に!産地直送自家焙煎!
当店の落花生は、千葉県八街市から送られてきた原料を店舗2Fの工場で加工しています。
(さらにご興味のある方は落花生ができるまでで製造工程をご紹介しています。
ぜひご覧下さい!)
煎り終わると、店頭にこんもり盛って販売します。
煎りたての落花生は、香ばしい香りと食味が醍醐味です。
香りにつられて立ち寄ってくださるお客様も多くいらっしゃいます。
落花生以外のお菓子も、原料にこだわりを!
スズヤは、落花生以外の珍味類やおかきの原料にもこだわります。
安い輸入製品が大量に出回る中でも、いか製品は北海道近海物(函館)の真いかを使用。
おかきの原料であるもち米は佐賀県産ひよく餅を使用しています。
安いだけでなく、おいしいものを厳選してご提供するということにこだわっている当店に、
お近くにお越しの際は是非、お立ち寄り下さい。